広がる“かんきょう8号”の活動

アオサの除去作業海域実施

博多湾で続くアオサとの闘い

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アオサから暮らしを守る
博多湾ではアオサが大量発生し、海岸に漂着して悪臭を放ったり、腐敗して海底にヘドロとして堆積し海底生物に悪影響をあたえるなどの問題が発生しています。
アオサ除去の実際[ムービー]
かんきょう8号のアオサ除去の様子をムービーにして掲載しました。効率よく大量にアオサを回収している様子がご覧いただけます。
  • 小型船4隻を使い交代で回収したアオサを輸送
  • ▲小型船4隻を使い交代で回収したアオサを輸送
  • 回収するアオサは1日100トンにものぼる
  • ▲回収するアオサは1日100トンにものぼる

博多湾で続く“かんきょう8号”の活動

博多湾では毎年6〜9月にシーサイドももち・マリナタウン沿岸で、9〜11月には和白一体でアオサが大量発生します。それらの一部が海岸に打ち上げられ腐敗、硫化水素が発生して悪臭となり周辺住民から苦情が寄せられます。
また、この時季は海の行楽シーズンでもあり、シーサイドももちをはじめとする浜辺に多くの観光客が海辺を訪れます。
海岸にアオサが打ち上げられてから回収していたのではニオイが発生することや、成長の早い段階で回収した方が効果的なため、博多湾環境整備では5月からアオサの回収に取り組んでいます。

1日100トン以上のアオサを回収

このようにして1日に回収するアオサはなんと100トン。これを積載量1トンの小型船4隻を使い交代で処分場まで輸送しています。各小型船は1日25往復もする計算になります。各海域での回収作業でそれぞれ3000トンという膨大な量に達します。しかし、これでも博多湾での全アオサ発生量の1/5程度と見られています。
1997年からはじめた“かんきょう8号”での作業も10年を超えましたが、住民の方に安心して生活してもらいたい、海辺にを訪れた方に楽しい思い出を残していって欲しい…、そんな願いでわたしたちのアオサとの闘いはまだまだ続きます。

研究が進むアオサの処分方法

博多湾環境整備ではアオサの処分方法については大学と共同で調査研究を進めており、佐賀大学との研究ではアオサを水と空気に分解するなどの成果を上げました。。また、九州大学ではアオサを原料にバイオマスエネルギーを生成する取り組みを進めています。バイオマスエネルギーは植物を発酵・蒸留して生産された代替エネルギーで、石油や天然ガスに代わる環境にやさしいエネルギーとして注目されています。

東京湾でのアオサ回収実験”

  • 東京湾でのアオサ回収実験”
  • 東京湾・木更津沖でのかんきょう8号
  • ▲東京湾・木更津沖でのかんきょう8号

各地で問題となっているアオサの大量発生

アオサの大量発生は博多湾に限った問題ではありません。東京湾、大阪湾など都市部の沿岸をはじめ、安芸の宮島で知られる厳島など全国各地でアオサを原因とする悪臭の発生やアサリなどの水産資源への影響が深刻化しています。博多湾環境整備では2007年秋、国土交通省の依頼により、東京湾木更津沿岸にて“かんきょう8号”によるアオサの回収実験を行いました。

高い注目を集めた東京湾でのアオサ回収実験

東京湾では年間数万トンにも及ぶアオサが発生していると見込まれ、対策が叫ばれていました。平成18年3月には「東京湾水環境再生計画(案)」が国土交通省より発表され、その水質改善が大きな課題となっています。そのような背景の中、国土交通省関東地方整備局や港湾空港部、千葉県、東京ガス、地元漁協やマスコミなど多くの参加者のもとでアオサ回収実験を実施、期待通り多量のアオサを回収し高い評価をいただきました。

マスコミの取材を受けるかんきょう8号