ごあいさつ

都市基盤の構築と環境の保護・育成に力を尽くします

当社は、昭和58年2月の博多港港湾整備事業施行とともに漁業転業者や関係組合によって設立されました。
その後、シーサイドももちをはじめとする博多湾岸での大規模ウォーターフロントの開発工事に参加させていただき、福岡市発展の礎づくりに力を尽くして参りました。さらに、須崎・博多・中央・箱崎の各埠頭や香椎パークポートなど港湾都市福岡を支える物流拠点の工事にも加わり、福岡を中心とする社会基盤の整備にも努力してきたところです。
現在では最新鋭の国際コンテナターミナルや人と自然が共生する豊かな住環境の整備を目指して博多湾に建設中のアイランドシティの工事にたずさわっており、21世紀の九州・福岡を支える物流・ビジネス・生活の拠点の構築に邁進していく所存でございます。
このようなウォーターフロント開発工事に加え、慢性的な福岡市の水不足解消のため建設された日本最大の海水淡水化施設や那珂川を浚渫し氾濫を防止するための工事など、皆様の身近な部分とも深く関わりを持つ工事にも参加し、微力ながら福岡市民140万人の生活を支えて参りました。
このような私どもの工事はビルを建てたり橋を架けたりという決して目立つ工事ではございませんが、都市をつくり、物流・生活・ビジネスの基盤を整備するという極めて重要な事業であることを確信いたしております。

環境という言葉を社名に冠する当社では、設立以来環境問題への対応に重きを置いて参りました。
当社にはかつて漁業に従事していたものが多数在籍しており、海の自然環境や海洋資源がいかに貴重なものであるかは深く認識しております。海の大切さが分かればこそ、工事においては海洋汚染を引き起こさないこと、このことを強く誓い、全社員日々作業にあたっております。
また、海洋汚染の防止という取り組みに加え、積極的に環境をきれいにする活動にも当社では注力しております。 博多湾をはじめ各地でアオサと呼ばれる藻類が大量発生し、水底生物への死滅や腐敗して悪臭を放つことが問題となっておりますが、このアオサを極めて効率的に回収する作業船“かんきょう8号”を独自に開発、毎年数千トン規模のアオサの回収を行っております。
さらに、1年間ほぼ休みなく続く博多湾での流木やゴミなどの回収作業をはじめ、株式会社マリゾンと共同で福岡市の指定管理者として地行浜・シーサイドももち・マリナタウン海浜公園という広域のエリアにおいてその維持管理業務にあたるなど、博多湾の環境を守り育てる業務にも力を尽くしております。

このように、都市の基盤構築と環境の保護・育成という当社業務の社会的使命の高さを自覚しつつ、今後もより豊かな街づくり、生活づくりに貢献すべく、なお一層の努力を重ねて参る所存でございます。 何卒、これからも格別のご協力とご指導、ご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

シーサイドももち